ここではちょっと個性的なお財布を紹介します。
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お財布選び
皆さんはどうしてますか?
もしかしたら、だいたいの予算だけ決めて、
後はお店で見た時の「印象」で決めてしまう方が多いのかも。
もちろんこれもありなんですが、
折角よい感じでかったものの、
自宅に持ち帰ってみて、使ううちに、ちょっと失敗したかもって思ったらもったいないですね。
お店だと、ディスプレイや展示の仕方、場所、店員さんの感想なんかが、
思った以上に影響されがち。
あらかじめ自分の欲しいタイプのお財布を明確にしておくと、
最終的に選ぶ際にも納得づくでできて、後々後悔しなくて済みますね。
ここで、私からご提案したいのが、その時の自分に合った素材を考えてみるということです。
靴と同様に、お財布は使えば使うほど「味」が出てきます。
また、素材を知ることで、お財布というものをより深く楽しめるからなんです。
画家ミレーの有名な「種まく人」という絵があります。
これを恋人と見に行って、
「なんだかメルヘンチックな絵だね~」
とコメントするのもよいですが、
「この絵はね。種まく人が神で、蒔かれる種がキリストを意味してるんだよね。
ミレーってとっても信心深い人だったんだって」
とコメントすると、知らなかった相手は感心しますし、
そういった目で絵を見ると、見方に幅ができますよね。
お財布も、このお財布って使うほど味が出るんだーって思うよりも
このお財布は、ロウが塗り込まれていて、使えば使うほど「艶」が出てくるんだなー
って知ってるだけで得した気持ちになれます。
■皮革・革の仕上げ方法
・顔料仕上げ
買った当時のデザインや色を使用後もそのままにしておきたいという場合はこちらになります。
レディースものの財布やトレンディーなお財布に多い仕上げ方法です。
・染料仕上げ
使う人・使い方によってその人固有の「味」が出る仕上げ方法です。
この味の出方も、素材・製法によって違いがあります。
代表的な種類が4つあります。
Ⅰ.ブライドルレザー
(1)製法=イギリス
表面に白い粉のようなものがちりばめられた不思議なお財布です。
この粉は、革をロウ漬けすることで、繊維を引き締めるために革に塗り込められたロウでブライドルレザーといいます。
店頭のものは不特定多数の人が手に取るので、表面のロウが取れてしまっているものが多いので、店員さんに「未使用のものを見せてください」と気軽にお願いしてみてください。
これが同じお財布?って疑いたくなるぐらい未使用のブライドルレザーは、表面に真っ白なロウがあるのがよくわかります。
(2)経変変化=「光沢」
一口に、経年変化といっても色々な変化があります。
ブライドルレザーの場合は、「光沢」
使うほどに、表面のロウが取れて、独特の光沢が出てきます。
左が未使用、右が使用後
(3)こんな人におすすめ
ブライドルは使うほどに光沢が増すので、移りゆく空の変化を思わず立ち止まって眺めてしまう人にはオススメです。
雲一つない青空をみてモチベーションが上がったり、赤く染まった夕日が沈んでいく様子にうっとりする人向け
絵画でいったらマネやモネ、ドガといった「印象派」が好きな方ですね。
Ⅱ.マットーネ
(1)製法=イタリアンレザー
原材料に卵白を使用するというイタリアの製法です。
(2)経年変化=「色」
購入当初の色が、使うほどに変化していきますよ。
色のバリエーションが豊富にそろっているのもマットーネのよさです。
写真で見ると「ちょっと派手すぎかなー」って感じる色でも、実際に手に取ってみるととっても「上品」です。
(3)こんな人におすすめ
豊で深い色彩が、時とともに変化するので、バロック絵画が好きな方にお勧めです。
例えば、「夜警」で有名なオランダのレンブラントや日本で「真珠の首飾りの少女」が公開されたフェルメール、華やかな肖像画や歴史画を多数描いたルーベンスなど。
Ⅲ.コードバン
(1)特徴=「希少性」と「丈夫さ」
コードバンは、革のダイヤモンドとの異名の通り、その丈夫さは通常の皮革素材の3倍といわれます。
馬の臀部を素材とするため、一頭からわずかしか取れない革でとても希少です。
お寿司でいったら「えんがわ」のような感じですね。w
そのため、お値段も高く、色の種類は多くありません。
でも、その希少性と圧倒的な丈夫さから、発売されるとコアなファンの方ですぐに売り切れてしまうほどです。
でも、希少なので、お店でも大々的にアピールしにくいのがよくわかりますね。
(2)こんな人におすすめ
丈夫なお財布という原点を愛するということでは、古き良きローマを復興するルネッサンス運動の中で生まれたルネッサンス絵画を好む方にお勧め。
「モナリザ」のダビンチや「小椅子の聖母」のラファエロ、「ダビデ象」のミケランジェロなど。
Ⅳ.ナポレオンカーフ
(1)素材=イタリアンカーフ
カーフというのは子牛。革の中でも子牛でしか出せない手に吸い付くような独特のなめらかさで定評があります。
(2)経年変化=「手触り」
なぜカーフにこだわるのかと思っていましたが、
未使用と半年後のカーフを実際に手に取った瞬間にわかりました。
未使用のものは、ざらざらとしていたのが、半年後のものは、なめらか~
光沢もあります。
左が未使用、右が半年後(左右で財布の種類は違います)
(3)こんな人におすすめ
見た目だけではなく、手に取った時の手触りにまで思いをはせる方は、
ピカソやマチス・カンディンスキーに代表されるような20世紀絵画に興味がある方だと思うんです。
オーソドックスな趣向に飽き足らない好奇心旺盛な方には絶対飽きさせないお財布です。
以上、代表的な製法・素材を4つと独断と偏見でお勧めのタイプをまとめてみました。
今一歩踏み込んでお財布を知りたい方はご参考くださいね。